S-38

高効率油水分離装置の開発

油で汚染された土壌等を洗浄した際に発生する油汚染水は、これまでろ過や凝集沈殿剤を用いて処理されてきました。

これらの方法には、効率や処理後の廃棄物に課題があります。プラント関連

そこで当社は、高効率で処理後の廃棄物処理が最小限となる油水分離システムの研究開発を行っています。

油水分離は、タンク、プラント等の洗浄において慢性的な課題の一つです。

特にエマルジョン化している油汚染水の処理は油水分離に限界がありました。

そこで、ファインバブル・ウルトラファインバブルを油汚染水に注入し、ウルトラファインバブルにより微細油滴の凝集を促し、ファインバブル表面それらの油滴を付着させ、液面情報に浮上させることによって、油層と水層への分離を試みました。

実際に、10ℓの分離塔を用いた油水分離実験では、回分式、連続式ともに90%以上の油分を除去することに成功しています。

今後は油水分離効果の向上と実用化へ向けて開発を行って参ります。加えて、この装置を用いた効果的な油汚染水、油汚染土壌の高効率処理システムの開発にも取り組んで参ります。

ファインバブルの効果

ファインバブルの効果

 

油水分離装置

油水分離装置の概要

 

研究成果

回分式・連続式において20分で90%以上分離

研究成果

 

 

 

 

 

 

実験経過

 

 

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